IPV6対応について

光回線はDS-Liteで速くなる?対応プロバイダは?

投稿日:

光回線はIPv6対応プロバイダで通信速度がアップする?

ADSLから光回線に乗り換えたのに、夜間特に20時から翌2時頃にかけてや
土日などに使うと通信速度が遅いってことないですか?

ネットサーフィンやSNSを使うぐらいならあまり気にならないかもしれませんが、
動画をよく見る場合には通信速度の低下を顕著に感じるかもしれません。

もちろん気のせいというわけではなく、光回線では夜間や休日など
利用者の増える時間帯では通信速度が大幅に低下してしまうことがあります。

通信速度が低下しても普通にインターネットが使えるなら良いんですが、
動画が見られなくなるとちょっと問題ですよね。

多少遅くなるのは仕方ないとしても、決して安くない料金を毎月払っているわけですから、
動画ぐらいはいつでも普通に見られるようにしてもらいたいものです。

では、利用者の多い時間帯でも動画が普通に見られるよう通
信速度をアップさせる方法はあるのでしょうか?

パソコンの設定を見直したり、WiFiルーターを買い替えたりなどといった方法も
あるんですが、一番手っ取り早いのは「IPv6対応」のプロバイダに乗り換えることです。

現状多くのユーザーは「IPv4」という通信方式でインターネットを使っています。

その通信方式を現行のIPv4から次世代のIPv6に変えることで、
通信速度アップが見込めんです。

プロバイダの多くは既にIPv6対応となっていますが、
まだIPv6に対応していないプロバイダも少なくありません。

ですから、今使っているプロバイダがIPv6に対応していないのであれば、
IPv6に対応したプロバイダに乗り換えることで通信速度アップが期待できます。

また今使っているプロバイダがIPv6対応なら、
どうすればIPv6が利用できるのかプロバイダに問い合わせてみましょう。

IPv4からIPv6に変えると通信速度がアップするのは何故?

通信方式がIPv4からIPv6に変わるだけで、
どうして通信速度アップが期待できるのでしょうか?

現行のIPv4には
 ・最大200Mbpsの速度制限
 ・網終端装置の混雑
という2つの通信速度を低下させる要因があります。

光回線などのインターネット回線では、通信速度は青天井というわけではなく、
上限が決まっています。

それが最大通信速度で、例えばフレッツ光やドコモ光などでは最大1Gbpsですし、
スマホのLTE回線だと一番速い機種で最大700Mbpsぐらいでしょうか。
(1Gbps≒1000Mbps)

ところがIPv4を使った通信では、この回線の最大通信速度とは別に、
最大200Mbpsという制限が課せられます。

回線自体の最大通信速度は1Gbpsなのに、通信方式のせいで
どんなに速くても200Mbpsまでしか出ないようになっているんです。

当然そこから減退するわけですから、最大1Gbpsの光回線でも実測で
数十Mbpsや100Mbpsぐらいしか出なくなってしまうわけです。

それからIPv4を使った通信では、
網終端装置というところを経由しないとインターネットに繋がりません。

この網終端装置は、利用者の多い時間帯になると混雑しやすいんです。

夜間や休日などに通信速度が低下する大きな原因の1つが、
この網終端装置の混雑なんですね。

最大値が本来より低く抑えられる上に、混雑しやすいところを通らないといけないので、
IPv4では通信速度が低下する恐れが高くなるわけです。

それに対してIPv6では、
網終端装置を通らなくてもインターネットに繋がるようになっています。

ETCが導入されて高速道路の渋滞が緩和されたように、網終端装置を通らないことで
利用者の多い時間帯でも通信速度が低下しにくくなります。

またIPv6には最大200Mbpsという速度制限もありません。

IPv4で通信速度の低下を招く要因を2つとも回避できるので、
IPv4からIPv6に変えることで通信速度アップが期待できるんですね。

IPv6に変えたからと言って必ずしも通信速度がアップするわけじゃない

通信方式をIPv6に変えることで、通信速度が速くなる可能性があるのは確かです。

ただIPv6対応のプロバイダであれば
どこでも通信速度が大幅にアップするかと言うと、そうとも限らないんです。

実はIPv6というのは1つではなく
 ・IPv6 PPPoE
 ・IPv6 IPoE
 ・IPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)
という3つに分かれています。

1つ目のIPv6 PPPoEは、「PPPoE」という接続方式がIPv4と同じで、
最大200Mbpsの速度制限が課せられたままになります。

網終端装置は通らないので、その分だけ速くなる可能性はあるものの、
速度制限があるので体感的にはIPv4とほとんど変わりません。

IPv6 IPoEとIPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)は、網終端装置を通らないのはもちろん、
最大200Mbpsの速度制限もありません。

ですからIPv4より速いということが、実測値だけでなく、体感的にも分かります。

ただ2つ目のIPv6 IPoEだと、
IPv6に対応したサイトやサービスを使った場合しか通信速度アップが期待できません。

現行のIPv4と次世代のIPv6には互換性が無く、
IPv4にのみ対応したサイトやサービスをIPv6で使うことができません。

今のところIPv6に対応しているサイトやサービスは
 ・Google
 ・YouTube
 ・Facebook
 ・ネットフリックス
 ・ウィキペディア
 ・IPv6対応プロバイダの公式サイト
ぐらいです。

利用頻度の高いものばかりとは言え、これら以外のサイトやサービスは
これまで通りIPv4で利用することになり、通信速度もこれまで通りです。

大多数のサイトやサービスはこれまで通りの通信速度で使うことになりますから、
通信速度がアップしたとはあまり感じられないんです。

それに対して3つ目のIPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)は、
IPv4にしか対応していないサイトやサービスもIPv6で利用できるようになっています。

ほぼ全てのサイトやサービスをIPv6で利用できるようになりますから、
IPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)であれば通信速度の大幅アップが期待できます。

ですから、通信速度アップを期待するのであれば、
同じIPv6対応のプロバイダでもIPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)でないと意味が無いですよ。

IPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)対応プロバイダを見分けるには

光回線のプロバイダ選びで、通信速度を重視するなら、
IPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)対応か否かは重要な要素となります。

ところがプロバイダの公式サイトを見ても、
「IPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)対応」と書いているところはほとんどありません。

これはIPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)に対応しているプロバイダが無いわけではなく、
それぞれ事業者が独自の商品名を使ってサービスを提供しているからなんです。

例えば、同じ食品用ラップフィルムでも、クレハのものだと「クレラップ」、
旭化成のものなら「サランラップ」と呼び方が変わりますよね。

これと同じようにIPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)も提供する事業者によって
 ・v6プラス
 ・DS-Lite(transix)
 ・v6オプション
 ・高速ハイブリッド
など呼び方が変わるんです。

なので、プロバイダの公式サイトで先のいずれかに対応していると書かれているなら、
それはIPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)に対応しているということです。

IPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)対応プロバイダ

では具体的にはどのプロバイダがIPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)に
対応しているのでしょうか?

まずv6プラス対応となっているのは
 ・@nifty
 ・So-net
 ・GMOとくとくBB
 ・DMM
などで、見慣れた名前が並んでいます。

いわゆる有名プロバイダの多くは、
このv6プラスに対応していると思っても良いかもしれませんね。

ちなみに「DMM」は、DMM光専用のプロバイダで、DMM光以外では利用できません。

次にDS-Lite対応なのは
 ・IIJmio
 ・インターリンク
 ・BB.excite
 ・ぷらら
 ・ドコモnet
などです。

DS-Lite対応の中で「IIJmio」や「インターリンク」では、
別途オプション料金が発生するので注意が必要です。

またBB.exciteは、「excite MEC光」という光回線サービスの
プロバイダとして利用した場合のみDS-Liteが使えます。

フレッツ光やエキサイト光を含む光コラボレーションで、
BB.exciteをプロバイダとしてもDS-Liteは使えません。

さらにドコモnetはドコモ光専用プロバイダであり、
しかも今のところDS-Lite対応なのは東京・大阪以外の地域となっています。

それ以外にも「v6オプション」はBIGLOBE、「高速ハイブリッド」はYahoo!BBで
利用することができます。
(Yahoo!BBは別途オプション料金が必要)

それから全体的に言えることですが、WiFiルーターもそれぞれのサービスに
対応したものに変えないといけない場合があります。

v6プラスやDS-Liteにデメリットは?

v6プラスやDS-Liteなどを使うことで通信速度がアップするのは良いんですが、
デメリットは無いのでしょうか?

もちろん、通信速度がアップするというメリットがあるわけですから、
逆にデメリットもあります。

v6プラスやDS-Liteなどのデメリットとしては
 ・固定IP
 ・特定のプロトコル
 ・特定のポート
が利用できない場合があるということです。

ほとんどの人は何のことかよく分からないと思うので、
具体的に何ができなくなるのかも見ておきましょう。

具体的には
 ・自宅にサーバーを立てて公開する
 ・自宅のパソコンに外出先からアクセスする
 ・Webカメラを遠隔操作する
 ・PS4の一部のオンラインゲーム
などができなくなる場合があります。

サーバーを立てて公開したり、外出先から自宅のパソコンにアクセスができなくなって
困る人というのは少ないんじゃないでしょうか。

第一これらのことができるぐらいコンピューターの知識があるなら、
対策も自力で何とかなりますよね。

Webカメラについては、最近は防犯カメラやペットの見守りカメラなど外出先からでも
遠隔操作できるものを使っている人は多いと思います。

これが使えなくなるのは不便でしょうから、
詳しい人に相談するなど事前に対策を練っておいた方が良いかもしれません。

最後のPS4でオンラインゲームができなくなるというのが、
一番影響を受ける人が多いのではないでしょうか。

とは言えできないのはFPSなど一部の対戦ゲームだけで、
対戦ゲームでなければほとんど問題無くプレイできます。

また対戦ゲームでもNintendo Switchのオンラインゲームであれば、
やはり問題ありません。

影響は少ないですが、
IPv4からv6プラスやDS-Liteに変えることでできなくなることがあるのは確かです。

ですから、v6プラスやDS-Liteなどを利用する際には、
もう1度自分のネット利用環境を確認しておいた方が良いですよ。

 






 
 
 

-IPV6対応について

Copyright© 光回線の教えて君 , 2019 All Rights Reserved.